〈独自〉県警署員をひき逃げで書類送検 兵庫県警

兵庫県姫路市の市道で3月、自転車の女性(74)と衝突して鎖骨などを折る重傷を負わせたとして、兵庫県警が、県警姫路署刑事1課に所属していた男性巡査長(29)を道交法違反(ひき逃げ)と自動車運転処罰法違反(過失致傷)の疑いで3日、書類送検したことが、捜査関係者への取材で分かった。
巡査長は事故後、一時現場を離れていたといい、県警はひき逃げ容疑を適用。巡査長を停職1カ月の懲戒処分とした。
事故は3月4日午後4時45分ごろ、同市上大野の市道で発生。男性巡査長は捜査先に1人で向かう途中だった。調べに対し、「よけきれなかった」などと説明したという。
捜査関係者によると、男性巡査長は事故後、そのまま現場から立ち去り数分後に戻ってきていた。戻るまでの間、車両の傷の有無を確認するなどしていたと説明。県警は男性巡査長が事故を認識し、すぐに救護などを行える状況にあったと判断した。