ソニー元社長の出井伸之氏死去…「VAIO」発売や映画・音楽などソフト部門強化

ソニー(現ソニーグループ)の社長、会長を歴任した出井伸之(いでい・のぶゆき)氏が2日、肝不全のため死去した。84歳だった。近親者で密葬を済ませた。後日、


(しの)ぶ会を開く予定。
東京都出身。早大政経卒業後、1960年にソニーに入社した。オーディオ事業部長や広告宣伝本部長などを経て、95年に異例の14人抜きで6代目の社長に就任した。
パソコン「VAIO」の発売を始めとしたデジタル製品に力を注いだほか、「ハードとソフトの融合」を掲げ、映画や音楽などソフト部門を強化した。ただ、ITバブル崩壊後は薄型テレビの出遅れなどで業績不振に陥り、2005年に会長兼グループ最高経営責任者(CEO)を退任した。
社外活動にも尽力し、00年にはIT戦略会議の議長に就任。03年から4年間、経団連副会長を務めた。06年には新興企業育成を支援する「クオンタムリープ」を創業した。