利用者が郵便局前で落とした現金などを盗んだとして、滋賀県警彦根署は7日、同県長浜市、郵便局員の男(37)を窃盗容疑で逮捕した。「生活の足しにしたかった」と容疑を認めている。
発表によると、男は4月18日午後6時20分頃、勤務する同県彦根市中央町の彦根郵便局前の路上で、同市のパート店員女性(45)が落とした3万円と通帳を盗んだ疑い。
男は同日、通帳だけを拾得物として彦根署に届け出ていた。女性が同時に落とした3万円入りのケースがなくなっていると訴えたため、同署が捜査。防犯カメラの映像などから男が浮上した。
日本郵便近畿支社は読売新聞の取材に「弊社の信用を損なうこととなり、誠に遺憾」とコメントした。