自家製にきび薬を販売 容疑で85歳男を逮捕 肌荒れなど健康被害も 警視庁

国の承認を受けていないにきび治療薬を販売したなどとして、警視庁生活環境課は、医薬品医療機器法違反の疑いで、医薬品製造会社「コスメエース」(東京都江戸川区)の社長、河邨(かわむら)弘隆容疑者(85)=千葉県船橋市海神町南=を逮捕した。調べに対し「医薬品とは思っていなかった」と容疑を否認している。
逮捕容疑は、無承認のにきび治療薬や美肌外用薬であるにもかかわらず、令和3年11~12月、医薬品としてインターネットで広告したほか、3年8月~4年2月に女性9人に販売し、約5万4300円を売り上げたとしている。このうち3人には、肌の痛みやかぶれといった健康被害が出ているという。
生活環境課によると、河邨容疑者はにきび治療薬などの商品を自宅マンションで製造。元年5月~4年2月に約1万8700個を販売し、計約5900万円を売り上げたとみられる。販売していた薬の中には髪の毛や虫の死骸のようなものが混入していたという。
東京都や千葉県から平成28年~令和2年に計16回行政指導を受け、業務停止や自主回収を命じられていたが、従っていなかった。