自民党岸田派に所属する吉川赳衆院議員(40)(当選3回、比例東海)は10日、離党する意向を茂木幹事長に伝えた。党は離党届を受理した。吉川氏は18歳の女性と飲酒したなどと週刊誌で報じられ、参院選への影響を懸念する参院側などから離党を求める声が強まっていた。
茂木氏は10日夜に談話を発表し、吉川氏から「今回の件で大変お騒がせをし、党にもご迷惑をおかけした。自民党を離党したい」との申し出があったことを明らかにした。10日発売の週刊ポストは吉川氏が5月下旬、18歳の女子大学生と飲酒後、ホテルに入り、現金を支払ったなどと報じた。
茂木氏は、吉川氏の離党手続きについてシンガポール訪問中の岸田首相(党総裁)にも報告し、了承を得た。首相は10日夜、吉川氏の議員辞職の必要性について「本人から何も説明がされていないので、本人が説明責任を果たしていく中で自ら決定すべきことだ」と述べた。シンガポールで記者団の質問に答えた。
首相は就任後も岸田派を離脱しておらず、自民内では「派内の不祥事は首相の責任に直結する」(ベテラン)との指摘が出ている。
吉川氏は9日、記者団に記事の真偽を問われ、「(自分が)記事を見てから対応させてほしい」と語っていた。党内では、「出処進退含めて自身で判断されるべきだ」(世耕弘成参院幹事長)などと離党を促す声が出ていた。