小型犬221頭を不適切飼育 63歳を書類送検 「多頭飼育崩壊」か

200頭を超える小型犬を不衛生な環境で飼育したとして、千葉県警生活経済課は14日、八街市の無職の女性(63)を動物愛護法違反(愛護動物の虐待)容疑で書類送検した。「虐待と言われても仕方がありません」と容疑を認めているという。
送検容疑は3月2日、自宅にいた小型犬221頭について、密集した状態できちんと排せつ物の処理をしないなど不衛生な状態で飼育したとされる。
県警によると、飼っていたのはマルチーズとシーズーの雑種221頭。女性は2012年ごろから、飼い犬の繁殖制御や頭数の把握ができなくなる「多頭飼育崩壊」の状態に陥っていたとみられる。印旛保健所が繰り返し指導してきたが、環境は改善されず、悪臭や鳴き声などに関する近隣住民の苦情が数年前から相次いでいたという。
県警が3月に家宅捜索した際は、多くの犬の体に排せつ物が付着し、衰弱していた。現在は約200頭を県などが保護している。【長沼辰哉】