女性記者へのセクハラ疑惑を報じた「週刊文春」の記事で名誉を傷つけられたとして、細田博之衆院議長が出版元の文芸春秋に2200万円の損害賠償と謝罪文の掲載などを求めて17日、東京地裁に提訴したことが関係者への取材で分かった。三権の長が名誉毀損(きそん)で訴訟に踏み切るのは異例。
週刊文春は5月26日号で「細田博之議長 女性記者に深夜に『今から家に来ないか』」と題した記事を掲載。3週にわたり、女性記者らへのセクハラ疑惑を報じていた。
関係者によると、細田氏側は「『セクハラ』は一切なく、事実無根」とし、記事の信憑(しんぴょう)性についても争う方針。
細田氏側は一連の記事が具体的な事実なしに「セクハラ」と決めつけており、読者に誤った印象を与えて社会的評価を低下させたと主張。「国政にまで悪影響が生じており、到底容認できない」としている。
女性記者を自宅に招いたとする記事については「深夜に番記者(担当記者)に限らず、他人を自宅に誘った記憶も記録も一切ない」とした。