北海道・知床半島沖で26人が乗った観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部(小樽市)などは24日、北方領土・国後島で見つかった男女2人の遺体について、DNA型鑑定の結果、乗船者のDNA型と一致したとロシア側から連絡があったことを明らかにした。
関係者によると、DNA型が一致したのは東京都調布市の甲板員曽山聖さん=不明当時(27)=と、北海道北見市の女性。遺体の引き渡しの後、日本で改めてDNA型鑑定し身元を確認する。遺体の早期引き渡しに向け、外交ルートを通じて調整を急ぐ。DNA型のデータは9日にロシア側に送付していた。
国後島周辺では5月6日に女性の遺体が見つかり、同19日には男性の遺体が発見されたとロシア側から連絡があった。男性の遺体の近くでは「ソヤマ・アキラ」と書かれた運転免許証が発見されている。
事故は4月23日に発生。乗客24人と乗員2人が乗船していた。14人の死亡が確認され、行方不明者12人の捜索が続いている。
[時事通信社]