国後島で発見の男女2遺体、カズワン乗船者とDNA型一致…ロシアと引き渡し調整へ

観光船「KAZU I(カズワン)」の沈没事故で、北方領土・国後島で見つかった男女2人の遺体について、ロシア側が23日、乗船者のDNA型と一致したとして、外交ルートを通じて日本側に連絡してきたことが、日本政府関係者への取材でわかった。
今後、遺体の引き渡しに向けて、時期や方法などを外交当局間で調整する。遺体の引き渡し後、海上保安庁が、あらためてDNA型鑑定し、慎重に身元の確認を行う。
男女2人の遺体は、国後島西岸で5月に発見された。日本側は今月9日、ロシア側の要請を受け、複数の乗船者のDNA型情報を送付しており、ロシア側で鑑定を進めていた。