麻生太郎前財務相(自民党副総裁)が2022年6月26日に桜木町駅前(横浜市中区)で行った参院選(7月10日投開票)の応援演説で、ロシアが日本に侵攻する可能性に言及した。ロシアの西側に面するウクライナが侵攻されていることを引き合いに、「東に攻めてこないという保証はありませんよ?」と述べた。
麻生氏は、「自分の国は自分たちで守る、それが基本」だとする中で、脅威となりうる対象には「向こうが打ったら打ち返す」構えを示すことが必要だと主張。「いじめられたらいじめられっぱなしですか。違うでしょうが。戦う意思がある、それが結果的に抑止力になる。戦う意思がなければ抑止力にはならんのです」などと持論を展開した。6月22日の参院選公示以降、麻生氏が首都圏で応援演説するのは、この日が初めて。
「戦う意思がなければ抑止力にはならんのです。武器なんかたくさん持ってたってダメ」
麻生氏の主張は、野党の反対を受けながら安保法制を成立させたことをアピールする中で出た。具体的には、次のように述べた。
さらに、アフガニスタンの首都・カブール陥落と、ウクライナの戦況を対比しながら、
と主張。「少なくとも、自分の国は自分たちで守る、それが基本」だとして、抑止力について次のように持論を展開した。
水道橋博士氏も「乱入」、麻生氏は「おー!まだ生きてんのか!」
朝日新聞を皮肉り、聴衆から笑いが起きる場面もあった。「防衛装備移転三原則」に抵触せず、各国と足並みをそろえる形でウクライナに支援物資を送ったことをアピールする中で、次のように述べた。
麻生氏が指摘するように、朝日新聞の社説では、ヘルメットや防弾チョッキの供与は批判していない。ただ、4月30日の社説では、支援物資にドローンが含まれていたことを念頭に、
と主張している。
麻生氏は演説後に聴衆とハイタッチ。そこに、れいわ新選組が比例区に擁立した、新顔でタレントの水道橋博士氏が「乱入」する一幕があった。水道橋氏が「麻生さん、お久しぶりです!れいわから立候補しております!」と声をかけると、麻生氏は驚いた様子で「おー!まだ生きてんのか!」。水道橋氏は「生きてます!60歳ですけど!(編注:8月18日に60歳の誕生日を迎える)頑張ります!」と応じていた。
麻生氏は総務相在任時の04年、水道橋氏が所属していた「浅草キッド」の番組「名門!アサ秘ジャーナル」(TBS)に出演したことがある。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)