都、コロナ警戒レベル引き上げ 2週連続の感染増加

東京都は30日、新型コロナウイルスの感染状況を分析するモニタリング会議を都庁で開いた。7日間平均の新規感染者数が2週連続で増加し、専門家は「感染が再拡大している」として感染状況の警戒度を4段階のうち上から2番目のレベルに1段階引き上げた。
直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は5月中旬から減少が続き、6月15日時点で1542人まで下がったが、22日時点で前週比約110%の約1698人に増加。29日時点では前週比約138%の約2337人に増えた。
都独自のPCR検査の結果、感染力が強いとの指摘もあるオミクロン株の派生型「BA・5」の感染とみられる事例が5月下旬から急増。直近では全体の約25%がBA・5に置き換わった。ゲノム解析で6月中に「BA・4」の感染が初めて2例確認されたことも報告された。
専門家は感染再拡大の要因として、ワクチン接種や自然感染により獲得した免疫の減衰▽オミクロン株派生型への置き換わり▽人の行動の活発化-の3点を指摘。小池百合子知事は「熱中症に留意しながら、『感染しない、感染させない』という行動を改めて徹底してほしい」と述べ、感染防止対策の継続を重ねて呼び掛けた。