「父を助けられなかった無念さ、今も心に」追悼式で遺族代表…九州豪雨2年

熊本県を中心に、81人の死者・行方不明者を出した九州豪雨から4日で2年となるのを前に、同県人吉、八代市で3日、追悼式がそれぞれ営まれた。遺族らは犠牲者を悼んだ。
市街地が広範囲で浸水し、災害関連死1人を含む21人が亡くなった人吉市では、父の永尾誠さん(当時88歳)を亡くした漬物店社長の永尾禎規さん(58)が遺族代表として参列した。
「父を助けられなかった無念さは今も心に残っている。教訓と経験を次世代に伝え、地域の安全のために協力していく」と誓った。
4人が死亡、1人が行方不明となった八代市では、塩崎忠夫さん(83)が、失った妹の塩崎つぼみさん(当時68歳)への思いを語った。
2020年7月4日の九州豪雨では、梅雨前線が停滞して線状降水帯が発生した。各地で河川の氾濫や土砂崩れが相次ぎ、約1万4000棟が被害を受けた。6月27日現在、熊本県内の2618人が仮設住宅などで暮らしている。