社民、政党要件を維持 福島党首は比例で5選果たす

社民党は、比例代表で1議席を獲得し、福島瑞穂党首が5選を果たした。全国の得票率も2%に届き、公選法上の政党要件を維持した。要件を失えば、次期衆院選で小選挙区と比例の重複立候補ができないなどの制約を受ける恐れがあった。
福島氏は11日未明のテレビ番組で「全国を回り、憲法9条を守ってほしい、社民党が必要だという声をずいぶん聞いた。若い女性や大学生から応援をもらった」と語った。
社民は今回の参院選を正念場と位置付け、旧社会党の流れをくむ「老舗の護憲政党」の存在意義を訴えた。比例に前回2019年の倍の8人を立て、4選挙区にも候補を擁立。票の底上げを図った。