7月10日に投開票された参議院選挙は「一票の格差」があるとして、関西に住む有権者らが選挙の無効を求める訴えを起こしました。 7月11日、大阪高裁に訴えを起こしたのは、関西に住む有権者6人です。訴状などによりますと、今回の参院選では、議員1人あたりの有権者数が最も少ない福井選挙区と最も多い神奈川選挙区を比べると、「一票の格差」は3倍あまりあったということです。福井選挙区と大阪選挙区とを比べても格差は約2.8倍あり、関西に住む有権者6人は選挙の無効を求めています。 (藤巻次雄弁護士) 「1人1票でない選挙で、はたして国民主権といえるのか。民意が納得するであろうか」 同様の訴えは全国14の裁判所で一斉に起こされています。