大阪・ミナミにあるグリコの看板の下、いわゆる「グリ下」で出会った少女に暴行を加えたとして大阪府内に住む男子高校生らが逮捕されました。 傷害や器物損壊などの疑いで逮捕されたのは大阪府内に住む男子高校生（１６）と無職の少年（１８）です。 男子高校生らは、今年５月に大阪市中央区の路上で京都府に住む中学３年の女子生徒（当時１４）のバッグに火のついたタバコを押し付けたり、女子生徒の頭を踏みつけるなどの疑いが持たれています。 警察によりますと、女子生徒は去年８月ごろから大阪・ミナミのグリコの看板の下いわゆる「グリ下」に頻繁に出入りし、そこで男子高校生らと面識を持ったということです。 警察の調べに対し男子高校生らは「違っている」と容疑を否認していますが、「グリ下で知り合った子を彼女と思わせればご飯代やタバコ代を出してくれる」などと供述していて、タバコ代などを女子生徒に支払わせていた疑いがあるということです。 警察によりますと、「グリ下」では未成年が犯罪に関わるケースが相次いでいるほか今回、逮捕された無職の少年はその後、東京の「トー横」に活動場所を移すなどしていて、警察は未成年の補導活動など強化を続けています。