安倍晋三・元首相に対する銃撃事件で、逮捕された山上徹也容疑者(41)が「火薬を乾かすためにガレージを借りていた」と供述していることが奈良県警への取材でわかった。契約期間は昨年11月~今年2月で、県警はこの時期に火薬を作り、今春までに手製銃を完成させたとみて調べている。
県警によると、ガレージは奈良県内にあり、車1台分の広さで、月額約1万5000円だった。屋根とシャッターがついており、外部からは中が見えない構造になっていた。山上容疑者は今年2月に解約しており、その頃には火薬を完成させていた可能性がある。
山上容疑者はこれまでの調べに「昨年秋頃から武器を作り始め、今年春頃に完成させた」と供述。火薬の材料などはインターネットで購入し、作り方も動画投稿サイト「ユーチューブ」などを見たと説明しているという。
自宅からは手製の銃数丁のほか、缶に入った火薬、電子
秤
(はかり)などを押収されている。
山上容疑者の車の中からは、アルミホイルが巻かれたトレー(縦約24センチ、横約33センチ、高さ約5・5センチ)が複数見つかり、山上容疑者は「火薬を乾かすために使った」と説明している。県警は、火薬の材料や調合用の道具をガレージに持ち込んで使ったとみている。