火薬乾燥目的でアパート契約=山上容疑者、自宅とは別に―安倍元首相銃撃・奈良県警

安倍晋三元首相が奈良市内で銃撃され死亡した事件で、殺人容疑で送検された無職山上徹也容疑者(41)が昨年3~9月、自宅とは別にアパートの一室を賃貸契約し、「火薬を乾かすために借りた」と供述していることが23日、奈良県警への取材で分かった。同容疑者は昨年春ごろから銃の製作を始めたと話しており、県警は手製の銃に使う火薬をアパートで作っていたとみて調べている。
県警によると、契約していたのは奈良県内のアパートで、賃料は月2万円台だった。同容疑者は昨年11月~今年2月には月額約1万5000円でシャッター付きのガレージを借りていた。いずれも火薬を乾燥させるのが目的だったとみられ、同容疑者は場所を変えた理由について「賃料などが高かったため」と説明しているという。
[時事通信社]