相続手続きの依頼を受けて管理していた遺産を着服したとして、熊本県警は27日、同県弁護士会所属の弁護士、平田秀規容疑者(49)を業務上横領容疑で逮捕した。「競馬などに使った」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は、2021年10月に死亡した60代女性の遺族から依頼された遺言執行者の立場を悪用。21年11月、女性の財産を管理していた口座から無断で現金約2370万円を引き出し、6回にわたり平田容疑者名義の預金口座に送金するなどして着服したとしている。
県警によると、平田容疑者と連絡が途絶えたことから2月に女性の兄が県警に相談し、被害が発覚。福岡市内のホテルにいた平田容疑者を逮捕した。
弁護士会は4月、平田容疑者が他にも成年後見人などとして管理していた口座から横領し、被害は計11件、計2億4000万円に上る疑いがあると発表しており、県警は余罪があるとみて捜査を進める。【中村園子】