兵庫・豊岡は37・2度、全国94地点で猛暑日…四国・九州では大雨

日本列島は30日、台風5号の影響を受けて大雨に警戒が必要な地域がある一方、関東や北陸を中心に15府県に熱中症警戒アラートが発令され、気象庁はそれぞれに警戒を呼び掛けた。
台風5号と太平洋高気圧の影響で暖かく湿った空気が流れ込み、四国と九州南部は大気の状態が不安定になるとして、気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼び掛けた。30日午後6時までの24時間に高知県仁淀川町で201ミリ、同県津野町で200・5ミリ、宮崎県美郷町で121ミリの雨を観測するなどした。
一方、気象庁と環境省は、猛暑が予想されるとして、東京都を除く関東甲信8県、富山を除く北陸3県に加え、京都府と三重、福岡、沖縄の各県に熱中症警戒アラートを発令、熱中症に警戒するよう呼び掛けた。
気象庁によると午後5時までに全国の94地点で35度以上の猛暑日、674地点で30度以上の真夏日となった。午後5時までに兵庫県豊岡市で37・2度、鳥取市で36・8度、佐賀県白石町、京都府宮津市、福井市で36・7度、佐賀県嬉野市で36・6度、埼玉県鳩山町、石川県七尾市、山梨県甲州市で36・5度を記録した。都内でも練馬区で35・4度に達するなど、猛暑日となるところが出た。