交通事故の捜査怠り、ばれないよう書類隠す…巡査長「怒られるのがいやだった」

交通事故の捜査を怠ったことが発覚しないよう書類を隠すなどしたとして、兵庫県警が神戸市内の警察署に勤務する20歳代の男性巡査長を6月20日付で公文書毀棄(きき)の容疑で書類送検していたことがわかった。県警は同日付で巡査長を警務部長訓戒の処分にした。
県警によると、巡査長は1月に起きた交通事故の捜査を担当。周辺の防犯カメラ映像を所有者から提供してもらうことを忘れたため、手続きに必要な書類を署内に隠すなどした疑いが持たれている。上司が手続きの進み具合を確認し、隠蔽(いんぺい)がわかった。捜査に支障はなかったが、巡査長は県警の調査に「怒られるのがいやだった」と話したという。