山口県阿武町が誤給付した新型コロナウイルス対策の臨時特別給付金4630万円(463世帯分)を巡る電子計算機使用詐欺事件で、同町の無職、田口翔被告(24)=同罪で起訴=が保釈された1日、代理人弁護士が山口市で記者会見し、田口被告がユーチューバーのヒカルさんの関係会社で働き、町への返済のためヒカルさんから借りた金を返済する方針を明らかにした。
1日正午ごろ、スーツ姿で勾留先の山口南署の玄関に現れた田口被告は、集まった報道関係者に深く一礼した後、車に乗って同署を後にした。
その後、記者会見した代理人弁護士は、田口被告が町に移住した理由について、債務整理をする中で、人が少ない場所で働いて返済しようとしたと説明。また、田口被告が6月、誤給付分のうちデビット決済で出金した約340万円を山口地方法務局萩支局に弁済供託したが、その資金提供はヒカルさんから申し出があったという。保釈の際、田口被告が乗った車にはヒカルさんも同乗していた。【福原英信】