広島地検検事自殺、父親が会見=「事実を知りたい」

広島地検の男性検事=当時(29)=が2019年に自殺し、遺族が公務災害の認定を申請している問題で、検事の父親が2日、東京都内で記者会見し、「なぜ亡くなったのか、事実を知りたい」と訴えた。会見前には法務省の担当者と面会したものの、進捗(しんちょく)について明確な回答は得られなかったといい、父親は「時間がかかっていることに残念な思いもある」とも話した。
代理人弁護士によると、男性検事は19年12月10日、広島市の自宅マンションで死亡。時間外労働は死亡前の6カ月間でおおむね月平均80時間を超え、亡くなる1週間前には広島地検の次席検事から「司法修習生以下だ」と叱責を受けていた。遺族は21年11月、地検に公務災害の認定を申請した。
父親は「公務災害申請から8カ月余りがたったが何も内容が伝わってこない」と強調。法務省に対して職場環境や時間外労働の改善を求める要望書も提出しており、「検察で働いている人たちには、私たち家族のようなつらい思いを二度としてほしくない」と訴えた。
[時事通信社]