大阪市は保育所など計800施設で『濃厚接触者の特定』取りやめ 現場の業務負担軽減へ

大阪市では8月1日から、市内の保育所などで「濃厚接触者の特定」を取りやめることになりました。 大阪市西区にある認可保育園「西区南堀江保育園てのひら」には0~5歳まで約80人が通っています。 (西区南堀江保育園てのひら 猪又洋祐園長代理) 「保護者の方と連絡帳でのやりとりをさせてもらっていまして、その中で連絡帳に保護者の方の体温やお子さんの体温を記入してもらっています」 新型コロナウイルス“第7波”感染拡大の中、毎朝、子どもだけでなく保護者の体温も確認し、換気・消毒・小まめな手洗いなど徹底した感染対策が行われています。 そんな中、大阪市は8月1日から、保育施設などで濃厚接触者の特定を取りやめました。対象となるのは市内の保育所・認定こども園・地域型保育事業の計800施設です。保護者が仕事を休まないで済むようにするのが狙いです。 (大阪市 松井一郎市長 8月1日) 「保育所での濃厚接触者の判断というものはやめようということにしました。保育士さん含めて濃厚接触者の方々が仕事ができなければ社会に与えるデメリットが大きい」 では、これまで濃厚接触者の特定はどのように行われていたのでしょうか。 (西区南堀江保育園てのひら 猪又洋祐園長代理) 「まず大阪市や保健所に連絡をさせてもらって、(専用用紙に)項目があるので項目にそって職員が記入して提出する。(濃厚接触に)該当しますというのは保健所の方が教えてくれる」 これまで施設内でコロナ陽性者が出た場合、専用の聞き取り票に職員が情報を記入し、保健所に連絡。その内容を受けて保健所から返事が来るという仕組みになっていました。濃厚接触者を特定しないとなると、こういった作業自体がなくなり業務の負担は軽減されることになります。 (西区南堀江保育園てのひら 猪又洋祐園長代理) 「最初は厳しい感じの特定だったのがだんだん緩和されていって、これはゆくゆくはなくなるかなというのは想定していたので、そこまで大きな変化は正直なかったです」 一方で、濃厚接触者が特定されないことで感染拡大の懸念も考えられます。 (西区南堀江保育園てのひら 猪又洋祐園長代理) 「不安というのを考えてしまうと保育ができないので、そこよりも子どもたちをしっかり受け入れて、安心してお母さんたちが働ける場にしていきたいと思っています。自分たちもしっかり感染対策をしているという自信がありますし、コロナに関係なく通常通りの保育をしていきます」