吉羽美華市議、新たにメンバー集め詐欺主導か…取り分巡り仲間割れの後

新型コロナ禍での公的融資制度を巡り、大阪府寝屋川市議の吉羽美華容疑者(42)ら5人が詐欺容疑で福岡県警に逮捕された事件で、吉羽容疑者が共犯として逮捕された男と仲たがいした後、自ら主導して現金の詐取を繰り返していた疑いがあることが、捜査関係者への取材でわかった。
5人は2020年12月、堺市の福祉施設が受けた公的融資1億2000万円のうち5940万円を、業務委託料名目などでだまし取った疑いが持たれている。
捜査関係者によると、5人は大阪府や福岡県内の福祉施設などが受けた公的融資から十数億円をだまし取り、取り分を巡ってトラブルになったとみられる。自称無職、渡部秀規容疑者(48)(大阪市中央区)が昨年、福岡市中央区内の金融機関の貸金庫に預けていた1億数千万円を吉羽容疑者らに盗まれたかもしれないと県警中央署に相談。被害届を出したことで、詐欺事件の疑いが浮上した。
しかし、吉羽容疑者は渡部容疑者と仲たがいした後は別行動を取り、新たに集めた他の仲間らとともに、堺市以外の施設にも融資を持ちかけていたという。吉羽容疑者は市議としての立場を強調。融資は無担保・無利子なのに、「国や融資元の独立行政法人との間にパイプがあり、自分が仲介すれば無担保・無利子になる」などと偽っていたという。
県警は吉羽容疑者が主導した融資について、実態解明を進める。