“ぴったり料金”の店は…消費増税にどう対応?

消費税増税まで6日を切りました。500円定食や1000円カットなど、ぴったり料金で人気の店はどう対応することにしているのか。取材からそれぞれの事情が見えてきました。

ピザにパエリア。25日にイオンが発表したクリスマス向けメニューです。今年は軽減税率の導入で持ち帰りの需要が伸びると見越し、家で食べるメニューを去年の3倍近くに増やしました。来週に迫った消費増税。各所の動きが慌ただしくなるなか、500円や1000円といったぴったり料金でサービスを提供する店はどう対応するのでしょうか。

やって来たのは全国に約500店舗を展開するラーメンチェーン「幸楽苑」。ぴったり料金の人気メニューであるワンコイン500円で食べられる餃子定食は、10月以降も料金は据え置きだということです。つまり、実質2%の値下げ。店側が増税分を負担するということです。幸楽苑は原材料を見直すなどコストカットを行うことでワンコインを維持していくといいます。さらに、こんな対策もしていました。

幸楽苑営業部・大内宏之さん:「4月の段階で10月を見越して(一部商品の)価格改定を行っていて、(餃子定食は)10月以降もそのままの値段が実現できております」

では、ぴったり料金代表格のちょうど1000円で髪が切れる1000円カットはどう対応するのでしょうか。東京・世田谷区にあるお店は11月から100円値上げすることを決めました。ただ、一部、例外もあります。丸刈りを希望する客と全体の2割ほどを占めるという65歳以上の高齢者に対し、税込み1000円を維持するそうです。

ぴったりにせざるを得ない事情を抱えた店もあります。コインランドリーです。洗濯乾燥機に使える硬貨は100円と500円のみ。増税分を賄うには10分100円の乾燥を9分にするなど、稼働時間を短くする方法もありますが…。店の負担は大きいですが、年内は据え置きのまま様子を見るということです。