いわゆる「国際ロマンス詐欺」の手口で現金をだまし取ったとして、公開手配されていた日本人の男が、アフリカのガーナから8月8日にも帰国し、警察は帰国を待って詐欺容疑で逮捕する方針です。 ガーナの現地当局に身柄を拘束されているのは、詐欺グループの指示役とみられる森川光容疑者(58)です。森川容疑者は2019年8月~2020年9月にSNS上で「アメリカ人女性ライター」などになりすまし、日本人男性2人に恋愛感情を抱かせ、現金約150万円をだまし取った疑いが持たれています。 警察によりますと、グループの口座には約4億円の入金記録があり、被害者は65人に上ると見られています。 大阪府警は森川容疑者を今年5月に公開手配していましたが、7月20日にアフリカのガーナ当局が不法滞在の疑いで拘束したということです。 容疑者はガーナ当局の手によって、8月8日午前にも日本へ移送され、警察に身柄が引き渡される予定で、警察は帰国を待って、詐欺容疑で逮捕する方針です。