奈良県警本部長も現場で追悼 安倍氏銃撃1カ月

安倍晋三元首相が凶弾に倒れてから1カ月となった8日、奈良市の近鉄大和西大寺駅前の現場には若者や家族連れらが訪れ、安倍氏の死を悼んだ。また、奈良県警によると、鬼塚友章本部長も午前6時半ごろに現場で手を合わせた。
事件後、現場近くに設置された献花台はすでに撤去されたが、安倍氏が倒れたガードレールで囲まれたエリアには、この日も花束が供えられていた。事件発生時刻の午前11時半ごろには、黙(もくとう)をささげる人の姿も多くみられた。
大阪府高槻市の介護福祉士、中村圭介さん(46)は「『安らかに眠ってください、お疲れさまです』と伝えた。残虐な事件を一生忘れない」と冥福を祈った。京都府亀岡市の自動車整備業、池田憲治さん(56)も「安倍氏は親しみやすく、国民と距離の近い政治家だった。本当に残念だ」と語った。