北海道と青森で猛烈な雨、災害の危険が急激に高まる…函館では観測史上最大の雨量を記録

北海道や青森県では、猛烈な雨となっている。
気象庁は9日朝、青森県深浦町で1時間に約100ミリの雨が降ったとして記録的短時間大雨情報を出した。また青森県と青森地方気象台は深浦町をはじめ、同県の弘前市、つがる市、鰺ヶ沢町、西目屋村には、土砂災害情報を発令。土砂災害や浸水、洪水の危険度が急激に高まっているとして厳重な警戒を呼び掛けている。
北海道では、観測史上1位の大雨に見舞われている。9日午前8時30分までに観測した24時間雨量が、留萌地方の遠別町で219ミリ、初山別村で157ミリ、上川地方の中川町で167ミリ、音威子府武良で158ミリ、函館市で141・5ミリを記録。いずれも観測を始めて以来の最大となっている。
10日午前6時までの24時間に予想される雨量は、多いところで、東北地方で200ミリ、北海道地方で80ミリ、北陸地方で70ミリとされ、気象庁は警戒を呼び掛けている。