北九州市小倉北区魚町4の
旦過
(たんが)市場付近で10日夜に起きた大規模火災は、発生から一夜明けた11日午前も消火活動が続いた。市消防局は11日、焼損面積が約2000平方メートルに上ると発表。同日午前2時に鎮圧状態となったものの、発生から約13時間となる午前10時時点で鎮火にはいたっていない。
市消防局や福岡県警小倉北署によると、火災は10日午後8時55分頃に発生。同市場付近の飲食店から「天ぷら油に火が入った」と通報があった。同市場に隣接する「新旦過地区」が激しく燃えたほか、店舗などに次々と延焼し、老舗の映画館・小倉昭和館や、同市場商店街にも火が回った。これまでにけが人などの情報は入っていない。
同市場付近では4月19日にも大規模な火災が発生し、42店舗が被災。寄付金でがれきの撤去作業が進められ、今月13日に完了予定だった。