12月宮崎県知事選は大激戦か 「安定剤」VS「劇薬」 投票率アップ確実

「波乱含み、大激戦になる。どっちに転ぶか分からない」。与党関係者は12月の宮崎県知事選に東国原英夫氏が出馬すると表明したことを受け、こう見通しを語った。現職の河野俊嗣知事は、昨年11月に4期目を目指すと表明。すでに県内の経済団体から推薦を受けた。このままの構図なら、現職と前職による事実上の一騎打ちになる可能性がある。
宮崎県は自民党が圧倒的に強く、歴代知事も長期政権を築いた。黒木博、松形祐堯両氏はそれぞれ6期務めている。2006年の官製談合事件で安藤忠恕知事が逮捕され、その後の出直し選で東国原氏は初当選した。投票率は64・85%と1980年以降では最高を記録。県政刷新の期待を一身に受けたと言える。
東国原県政で副知事だった河野氏は10年から、3期連続で当選したが、前回18年の投票率は過去最低の33・9%だった。堅実と言われる河野氏を「安定剤」とするなら、東国原氏は「劇薬」だ。急激な少子高齢化と人口減が進む中、東国原氏は常々「現状維持は衰退だ」と口にしている。「安定」か、それとも「変化」か。師走決戦まで4か月を切った。