投資の勧誘であることを隠して「副業セミナー」を開催するなどしたとして主催の男らが逮捕された事件で、大阪府警は18日、男を含む計25人を特定商取引法違反(目的隠匿勧誘)や金融商品取引法違反(無登録営業)などの疑いで逮捕したと発表した。男らはSNSでセミナー参加を募っていた。府警は約1万4000人から19億円以上を集めていたとみている。
男は兵庫県芦屋市の横田健一容疑者(42)で、セミナーの主催会社「トップステージ」(大阪市北区)の元代表。25人(25~50歳)は投資仲間らで、遅くとも2016年以降、大阪や横浜を拠点とし、全国各地でセミナーを開催していた。
発表では、25人のうち横田容疑者ら17人は昨年12月~今年1月、外国為替証拠金取引(FX取引)に関する教育プログラムへの勧誘目的を隠し、副業セミナーを大阪市の貸会議室などで開催。20~60歳代の男女3人に入会を迫るなどした疑い。他の8人は昨年1月~今年3月、金融庁に金融商品取引業の登録がないのに、20~40歳代の会員4人に投資に関する助言をした疑い。府警は全員の認否を明らかにしていない。
府警などによると、SNSで「スマホ1台で稼げる」とセミナーをPRして参加を呼びかけていた。会場では「日本最大級の投資スクール」「月利50%以上を目指す」などと記したパンフレットを配り、「入会は本日限り」と迫っていた。
入会費は40万~65万円で、会員になれば「より稼ぐには上位のクラスに進む必要がある」として165万円を追加で請求。資金を用意できない場合、カードローンで借り入れを勧めることもあったという。
府警は昨年5月、会員の40歳代女性から相談を受け、捜査していた。