新型コロナウイルスの感染が、地方で再爆発している。19日は国内での感染者が新たに26万1029人報告され、2日連続で1日当たりの過去最多を更新。地方を中心に19道県で最多となり、お盆で人の移動が活発になったことが影響しているとみられる。ただ、ワクチンの3回接種が効果的であることも分かり、〝第7波〟収束への攻防が続いている。
死者は新たに294人が報告された。直近7日間を平均した1日当たりの死者数は250人超で、第6波のピーク時を超えて過去最多だ。
都道府県別の新規感染者は地方で顕著な増加をみせており、広島で8775人、北海道で8632人、東北や北陸地方など19道県で過去最多に。お盆休みでの人の移動が感染拡大に拍車をかけているとみられる。
一方、国立感染症研究所は20日までに、国内でコロナワクチンを3回接種した人は接種していない人に比べ、オミクロン株の派生型「BA・5」に感染して発症するリスクが54~65%減少するとの分析結果をまとめた。2回接種から時間が経過すると有効性は下がったが、3回目の追加接種で上昇している。
季節性インフルエンザワクチンでは40~60%程度とされ、免疫から逃れる性質を持つとされるBA・5でもほぼ同じ水準となった。感染研の鈴木基・感染症疫学センター長は「追加接種をすれば高い効果が得られる。まだ3回目接種をしていない人は受けてほしい」としている。
調査は、BA・5への置き換わりが進んだ今年7月に、関東地方の医療機関で実施した。その結果、2回目接種から5カ月以降の効果は35%にとどまった。一方で3回目を打つと、接種後14日~3カ月までに65%、3カ月以降でも54%に上昇した。
首相官邸が15日に公表した年代別の接種率データによると、3回目の接種率は60代以上のいずれの年代も80%超なのに対し、20~30代は50%前後にとどまっている。