全国の花火師が技を競う「第94回全国花火競技大会(大曲の花火)」が27日、3年ぶりに秋田県大仙市の雄物川河川敷で開かれ、約1万8000発の花火が夜空を彩った。戦火を逃れて大仙市内で暮らすウクライナの避難民3人も、会場に招待された。
新型コロナウイルスの感染拡大で、2020年と21年は実施されなかった。今年は、観客席をコロナ前より4割減らして開催。全国から28の花火業者が参加し、大輪の花で見物客を魅了した。
主催者側は、6分間に約2000発を打ち上げる「大会提供花火」も実施した。コロナ禍やウクライナ侵略などの困難に直面した世界の人々に向けて、「未来を信じて進めば夜明けは必ずやってくる」との思いを込めたという。