8月27日、日本維新の会の初めての代表選挙が行われ、馬場伸幸衆院議員が新代表に選出されました。今回の代表選は政界引退を表明している松井一郎前代表の辞任に伴うもので、結党以来初めてです。 代表選には馬場氏のほかに、『地方重視を訴える』足立康史衆議院議員、『女性有権者への支持拡大を目指す』梅村みずほ参議院議員が立候補していて、特別党員らによる投票の結果、足立氏が1158票、馬場氏が8527票、梅村氏が1140票という内容でした。 結果判明後に、馬場新代表はあいさつを行い、吉村洋文副代表を共同代表に指名することを明らかにしました。 馬場議員はこれまで「日本維新の会」で幹事長や共同代表として松井前代表を支えてきた実績や身を切る改革の継承などを訴えてきました。また、吉村洋文副代表は「松井代表がしんどい時も、幹事長、共同代表として日本維新の屋台骨を支えてきた」などして、馬場氏の支持を表明していました。 27日の臨時党大会で、馬場議員は「名実ともに野党第一党を目指して頑張っていく。将来的には自民党と喧々諤々議論ができる、そういう二大政党を目指してレールをのばしていきたい」と、最後の訴えを行っていました。 松井前代表は、27日に行われた臨時党大会で「そろそろ僕も定年退職して残りの人生4分の1を外から、今まで責任ある中で仕事をしてきたが、重たい荷物を下ろして、残りの人生をある意味わがままにやらせていただこうと思っています。横にがっつりつながれる政党というのは日本の中で唯一日本維新の会だけです、わが政党に上下はありません。選挙終わって一つ皆さんの意思が決まったら、一枚岩になって執行部を支えて勢力を拡大し、この国の行政を動かしていけるという高みを目指していただきたいと思っています」と述べました。