広島県福山市が2018~21年までに計3回、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)や関連団体から新型コロナウイルス対策などの名目で寄付を受けていたことが分かった。
市によると旧統一教会から18年12月に教育支援として10万円、20年12月に新型コロナウイルス対策として約17万円、さらに21年12月に関連団体「世界平和青年学生連合」(東京)から新型コロナの医療従事者支援として約12万円の寄付を受けた。枝広直幹市長は18、21年の2回、組織関係者と面会している。
市は「寄付の趣旨などから問題はなかった」としつつ「今後は市民感情を踏まえて慎重に対応を検討したい」と説明している。【関東晋慈】