メールで「馬鹿っ小僧」 元議会事務局長、ハラスメントで懲戒免職

山梨県甲州市は31日、市職員にセクハラとパワハラを繰り返したとして市議会事務局長だった総務課付の男性職員(59)を懲戒免職処分にしたと発表した。
市によると男性職員は今年4月に議会事務局長に就任。6月中旬ごろから職員の1人を過剰に叱責し萎縮させたり、口頭やネット交流サービス(SNS)などでしつこく食事に誘ったりした。また、勤務時間外に「馬鹿っ小僧」などと入力したメールを送るなど継続的なハラスメント行為が確認されたという。
8月中旬に市の相談窓口に職員からの相談が寄せられ発覚した。男性職員は市の調査に「過剰な叱責はした」と認める一方、「食事に誘うことがセクハラだという認識は無かった」と話しているという。31日付で総務課付となり、懲戒処分を受けた。
鈴木幹夫市長は「このような事態は言語道断だ。再発防止策を徹底しハラスメントのない職場環境を整える」とコメントした。【渡辺薫】