父親殺害関与めぐり対立 堺の父弟殺害公判

堺市で平成30年、インスリン製剤の過剰投与で父親を、練炭自殺を装って弟をそれぞれ殺害したとして、殺人罪などに問われた無職、足立朱美被告(48)の裁判員裁判の第6回公判が12日、大阪地裁(坂口裕俊裁判長)で開かれた。父親殺害に関する審理が始まり、検察側は「被告には強い殺意があった」と指摘。弁護側は改めて無罪を主張した。
検察側は、父親の富夫さん=当時(67)=が救急搬送された際の状況から、インスリン製剤の投与が可能だったのは被告のみと主張。事件前後にスマートフォンで「低血糖」「死亡」などと多数回検索していたことも明らかにした。
これに対し弁護側は、搬送後に被告が希望した気管挿管の処置によって富夫さんの容体が安定したなどとし、犯人性を否定した。