職員3分の1がパワハラ被害、村長の不信任案提出へ…村長は可決なら議会解散を検討

富山県舟橋村議会9月定例会の最終日の16日に、古越邦男村長に対する不信任決議案が提出される見込みになった。村役場では、約10年間で村職員3分の1がパワハラ被害に遭っており、村長への不満が背景にある。古越村長は、可決された場合は議会解散を示唆した。
村議会事務局や村議によると、12日の一般質問後、自民党の竹島貴行議員(5期)が「村長は人ごとのようにパワハラ問題を受け止めている」などと述べて不信任動議を提出。この扱いを14日の議会運営委員会で協議し、16日に不信任決議案として提出されることになった。
地方自治法では、議員数の3分の2以上が出席し、そのうち4分の3以上が賛成すれば、不信任案が可決される。村議は6人で、全員が出席した場合、5人以上の賛成が必要だ。不信任案が可決されると、村長は10日以内に議会を解散しなければ、自らが失職する。議会を解散しても、村議選後の議会で再び不信任案が可決されれば失職する。
村長は取材に「これから一生懸命、職場の改善を図ろうとする矢先のことでびっくりしている」と話し、辞任を否定。可決された場合は議会の解散を検討するという。
読売新聞の取材によると、村議6人のうち3人は賛成に回る見通し。残り3人は対応を検討している。村議からは「こんなに不祥事が続くのはおかしい。村長は責任を取ろうとしていない」と賛同する意見がある一方、「村長が代わると、村の立て直しが遅れる可能性もある。村民の声を聞いて考える」と慎重な意見もある。
村は6日、パワハラ問題について第三者委員会がまとめた調査報告書を公表。約10人が暴言などの被害を受けていたとし、「村長、副村長を含めた管理監督者のコンプライアンス意識の欠如が原因で極めて異常」と結論づけていた。