労働組合の中央組織、連合の芳野友子会長は15日の記者会見で、安倍晋三元首相の国葬に出席すると表明した。芳野氏は、国葬の決定過程や法的根拠に不備があると指摘したが、「労働側代表としての責任をどう果たすべきか。苦渋の判断だが、連合会長として弔意を示すため、出席せざるを得ないと判断した」と述べた。
芳野氏によると、国葬の案内状は9日に届き、15日が回答期限だったという。この日の中央執行委員会では「欠席してほしい」といった反対意見も出たといい、「国葬と弔意を切り分けて考えることで理解をお願いした」と明かした。その上で、国葬に関し国民の理解が広がっていないと指摘し、政府に対して「国葬への考えで国民を二分し、多くの人が納得していないことを受け止めてほしい」と注文をつけた。
芳野氏は、連合が支援する立憲民主党は国葬への幹部の欠席を決めたことについて「立憲の中でさまざまな議論をした結果。それはそれとして受け止める」と述べるにとどめた。【奥山はるな、古川宗】