テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は15日、東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、東京地検特捜部が14日に大会スポンサーの選定で有利な取り計らいを受けた謝礼などとして、大会組織委員会元理事・高橋治之容疑者(78)=受託収賄容疑で再逮捕=側に約6900万円の賄賂を渡したとして、贈賄の疑いで出版大手KADOKAWA会長の角川歴彦(つぐひこ)容疑者(79)を逮捕したことを報じた。
番組では担当専務だった芳原世幸容疑者(64)らが贈賄容疑で逮捕された前日の5日にKADOKAWA本社で角川容疑者が行った記者会見のVTRを伝えた。会見で角川容疑者は、記者から高橋容疑者へ「賄賂を渡した認識は?」と聞かれ「まったくありません。僕はそんなに心が卑しくね、今まで50年も経営したことないんですよ。一緒にしないでもう」と答えていた。
さらに「思いがけない感じで戸惑っていることばかりなんです。AOKIさんの事件なんかも外に出ているので、ウチは違うなと思っていたんで」とコメント。また記者から「高橋さんにお願いするとスポンサーになれる?」と問われ「あなた予見にとらわれているよ。あの人は理事なんだから、理事にお願いするのは当然じゃない。組織委員会の理事なんだよ」などと疑惑を否定していた。
コメンテーターで同局の玉川徹氏は、この会見を振り返り「不自然だなと思ったんですよ」と指摘した。その理由を「会見の中で冒頭で事実関係について問われると『僕にはわからない』と言ってる割には『賄賂ではない』とか『社員が不正したことはないと僕は信じたい』とか『賄賂という認識はまったくありません』とか強く否定している、と」と指摘した。
その上で会見前に「部下がいきなり逮捕じゃなくてその前に事情聴取を受けていたようなんです。そういう話を上に上げないわけがないと思うんです。そうすると社内で本当のことどうなんだ?と聞くと思う」などとし「会長として、あそこまで自信を持って(否定を)言えるのかなと思ったんです」と指摘した。
さらに否定の表現が「何か過剰だなと思っていたんで、あの時不自然だと思ったんです」と明かしていた。