大型の台風14号は19日、九州のほぼ全域と中四国の一部を暴風域に巻き込みながら九州を縦断した。20日ごろにかけ本州付近を北東に進み、西日本から北日本の広い範囲で影響が出る見込み。気象庁は、宮崎県と鹿児島県に出していた特別警報を警報に切り替えるなどしたが、暴風や高波、大雨への厳重な警戒を引き続き呼びかけた。
福岡県中間市では19日、避難中だった可能性がある60代ぐらいの男性が路上に倒れているのを発見されたが死亡し、宮崎県都城市でも農地で水没した車から60代ぐらいの男性が助け出されたが亡くなった。宮崎県三股町では山林の斜面が崩れ、小屋が巻き込まれた。