妻に有毒のメタノールを飲ませるなどして殺害したとして、製薬大手「第一三共」研究員の吉田
佳右
(けいすけ)容疑者(40)が殺人容疑で逮捕された事件で、現場室内からメタノールの液体や容器が見つからなかったことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は吉田容疑者が処分したとみている。
警視庁は18日、東京都大田区の自宅マンションで今年1月、妻の容子さん(当時40歳)にメタノールを摂取させて殺害したとして、吉田容疑者を殺人容疑で東京地検に送検した。
捜査関係者によると、容子さんは1月15日に自宅で
嘔吐
(おうと)などの症状があったとみられる。翌16日朝、吉田容疑者が119番し、病院で死亡が確認された。
警視庁は当初、病死の可能性があるとみていたが、3月上旬に行政解剖の結果が出て急性メタノール中毒死と判明。警視庁は4月、容子さんが飲んでいた酒に混入された可能性があるとみてマンション室内を捜索したが、メタノールや容器は見つからなかった。逮捕直後の調べに、吉田容疑者は「家にメタノールを持ち込んだことはない」と容疑を否認していた。