NHKへの威力業務妨害や不正競争防止法違反などの罪に問われ、一審で有罪判決を受けたNHK党の立花孝志党首(55)の控訴審第1回公判が21日、東京高裁(田村政喜裁判長)で開かれ、即日結審。10月24日に判決が出ることになった。
今年1月に一審で懲役2年6月、執行猶予4年の判決を受けた立花氏が控訴し、行われた控訴審。20ページに及ぶ控訴趣意書に基づく弁論や被告人質問を被告側は要望したが、裁判所側はことごとく却下し、約5分で即日結審した。
一審時から無罪を訴えている立花氏は「予想通りかな。僕は個人情報を不正に取ろうとする目的はもともとないし、私利私欲のためにしたのではないが、裁判所はなかなか分かってくれない」と弁論の機会を与えられずにスピード結審したことを残念がった。
判決は来月24日を予定。それでも立花氏は「意外に大逆転するかもしれない。(控訴趣意書に)十分書いてあるから、これで理解できるから、(弁論は)いいよといったかもしれない。立花無罪と書くかもしれないので期待をしたい」と笑顔で話した。