日本が対ロシア追加制裁、化学兵器関連の物品禁輸

[21日 ロイター] – 林芳正外相は21日、米ニューヨークで開かれた主要7カ国(G7)外相会合に出席し、追加の対ロシア制裁を表明した。化学兵器などに関連した物品の輸出を禁止するとともに、禁輸対象となる軍事関連団体を追加する。
林外相は会合後記者団に、「強力な対ロ制裁、ウクライナ支援を継続していrくためG7の結束を維持することがますます重要と発言した」と説明。プーチン大統領が状況次第であらゆる兵器を動員すると述べ、核の使用を示唆したことについて、「断じて容認できない」と語った。
会合では台湾海峡の平和と安定の重要性も改めて確認したという。
このほか林外相は、国連総会に出席した日韓首脳が「懇談」したとし、懸案の元徴用工問題について外交当局間に協議加速を指示することになったと明らかにした。林外相は「1965年の正常化以来築いてきた日韓の友好協力関係の基盤にもとづいて、関係を未来志向で発展させていくことで一致した」と語った。