恩納村の「沖縄しいたけ田中」が宮崎県で収穫したシイタケを沖縄県産と偽っていた問題を巡り、県産業政策課が2021年度、同社に産業振興基金補助金180万円を補助していたことが27日までに分かった。問題発覚を受け、県は事実関係を確認しているとし、「法令違反が確認された場合、返金を求める可能性もある」と話した。
同補助金は、県内の産業振興に寄与する企業を支援する県事業。同社が販売促進に活用するとして申請した総事業費240万円のうち、4分の3を補助した。
担当者は交付条件として「関連法令違反があった場合は、一部または全額の返金を求める」と説明。現在、法令違反がなかったかを確認している。
また、県中小企業支援課では21年3月に同社の前身である「オキナワバイオシイタケ」を「経営革新計画」の企業として認証した。認証されると、金融機関から低利で融資が受けられるなどの優遇措置があるという。
担当者は、同社が提出した計画と異なる事業がなされていた場合、承認取り消しの可能性もあると指摘。「事実関係を確認し、厳正に対処したい」と述べた。
(政経部・知念豊)