防衛省が五ノ井里奈さんへの性暴力を認めたことを受け、同省の町田一仁人事教育局長と陸上幕僚監部の藤岡史生人事教育部長は29日、東京都千代田区の衆院議員会館で五ノ井さんと面会し、謝罪した。
町田局長が「大変申し訳ございませんでした」と謝罪し、藤岡部長とともに頭を下げると、五ノ井さんは目を潤ませ、頭を上げるまで見つめ続けた。
その後、五ノ井さんは声を詰まらせながら「(性被害を)認められたのは本当に遅いと思っている。(加害者にも)直接、面と向かって謝罪に来てほしい」と語り、「このようなことが二度とないように根本的に改善してほしい」と訴えた。
また五ノ井さんは、退職する際、陸自側が五ノ井さんの母に「一切の異議を申し立てない」という一文を含んだ同意書を書かせていたとして、「ハラスメントで仕方なく退職した人には本当につらい」と改善を求めた。藤岡部長は「同意書を書かなければならないという明確な規則はない。ご家族、ご本人の誤解を招いたり、つらい思いをさせたりしないように対応したい」と話した。【加藤昌平】