「災害給水車に駐車反則切符」とデマ拡散…警察に苦情電話100件

台風15号を巡って、断水した静岡市清水区で「給水のために駐車していた車に、警察が交通反則切符を交付した」という虚偽の投稿がSNS上で拡散された。投稿を見た人から苦情が相次ぎ、県警は「事実でない」と否定している。
清水署によると、9月24日午後2時頃、同区三保の給水拠点付近で「車が自宅前をふさいでいる」などと近隣住民から通報があった。40~50台の車が路上駐車していたため、混乱を避けようと、駆け付けた警察官がマイクで移動を呼びかけたという。
ツイッターには同日午後以降、「給水に来た車の駐禁を取り締まっていた」「給水場所で取り締まるパトカーはバカ」などの投稿が相次いだ。清水署には「切符を切るなんてひどい」といった電話が約100件寄せられた。森昭夫副署長は「災害時は非常事態であることを考慮する。他の給水拠点でも切符を交付した事実はない」と説明する。
法政大の坂本旬教授(メディア情報教育学)は、「災害時はまた聞きによるデマが飛び交いやすい。日頃から根拠を確認する習慣をつけ、裏付けのない情報は安易に拡散しないことが大切だ」と指摘している。