埼玉県警捜査3課などの合同捜査班は6日、高級車1台を盗んだとして、千葉県市原市の自称自営業、渡辺功二被告(38)=窃盗未遂罪で起訴=を窃盗容疑で再逮捕し、同市の無職、奈良部哲子容疑者(46)を同容疑で逮捕したと発表した。高級車を繰り返し盗んで転売したとみられ、同様の事件数十件に関与した疑いがあるとみている。
逮捕容疑は4月14日午前1時10分ごろ、同県習志野市実籾3の月決め駐車場で、レクサスのスポーツタイプ多目的車(SUV)1台(時価約350万円相当)を盗んだとしている。認否を明らかにしていない。
埼玉県警によると、自動車制御システムに侵入して解錠する手口「CANインベーダー」に使う特殊機器を関係先から押収。渡辺容疑者はこの手口を使ったとほのめかしている。
埼玉県内では、1~8月の自動車盗被害が457件(前年同期比180件増)あり、愛知県に続き全国ワースト2位だった。車種別ではランドクルーザー(90件)、レクサスのSUV(70件)など特定の高級車の窃盗被害が目立った。CANインベーダーの手口とみられる被害が相次ぐ。
県警は、車のドアが不正に解錠された際に作動するアラーム機能が有効としている。ハンドルロックや防犯カメラ、全地球測位システム(GPS)の設置など複数の対策を講じるよう呼びかける。【平本絢子】