安倍元首相の山口県民葬 一般献花に市民ら2700人が列

安倍晋三元首相の山口県民葬が同県下関市で営まれた15日、会場周辺には一般献花に県内外から訪れた約2700人が列を作った。
岡山県津山市から来た会社員の藤田晃旨さん(43)は新幹線で駆けつけたといい「実行力があるところを尊敬していた。今はただ安らかにお休みくださいという気持ち。個人的には公葬を実施したのは良かったと思う」と話した。下関市の内田登さん(80)は「初当選から(安倍氏を)知っているので、さびしく残念な気持ちがあって来た。旧統一教会の問題がなければ、もっと気持ち良く送り出せたのではないか」と語った。
献花を終えた山口市の吉田津智子さん(75)は目に涙を浮かべ「山口県のために尽力された方で開催は良かったと思う」と話す一方「政府も含めて(公葬の)開催のあり方はしっかりと議論して方針を示すことが必要だ」と口にした。【林大樹、福原英信】