台風20号(ネサット)発生 沖縄は強雨や強風に注意を

10月15日(土)15時、フィリピンの東で台風20号(ネサット)が発生しました。昨日、南シナ海で発生した19号に続き、今月の2つ目の台風発生です。この台風周辺の湿った空気や高気圧のまわりを吹く風の影響で、雨雲が沖縄付近に流れ込んでいます。強風や強雨に注意してください。▼台風19号 10月15日(土)15時 中心位置 フィリピンの東 大きさ階級 // 強さ階級 // 移動 西 30 km/h 中心気圧 998 hPa 最大風速 18 m/s (中心付近) 最大瞬間風速 25 m/s
沖縄は強い雨や風、高波に注意
台風20号は今後西寄りに進み、フィリピンと台湾の間のバシー海峡を抜けて、南シナ海に向かう予想です。日本からは離れているものの、台風周辺の湿った空気や高気圧の周囲をまわる風の流れなどの影響で、雨雲が沖縄付近に流れ込んでいます。沖縄本島や先島諸島では一時的な強い雨や強風、高波に注意が必要です。台風が離れた週明け以降も、沖縄では前線や湿った空気の影響ですっきりとしない天気が続く予想です。
10月もまだ発生数が多い
平年の台風発生数
今年9月は7つの台風が発生しましたが、10月になってからは発生が少なくなっていて、昨日発生した台風19号に続きこれが2つ目です。10月の台風発生数の平年値は3.4個ですので、台風シーズンはまだ続いています。11月に近づくにつれて本州付近に影響を及ぼす台風は少なくなる傾向ですが、まだ油断は出来ません。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。台風20号の名前「ネサット(Nesat)」はカンボジアが提案した名称で「漁師」を意味する言葉からとられています。